不・適合者

「ママ、菜那、おはよう。」


「愛結、おはよう。」


その日の朝は妹の菜那がいた。


時計を見ると…7時！？


やば！学校行かなきゃ！


って今日は休むんだった…。


「愛結、明日は頑張って学校、行ける？」


本当は行きたくない。でもそんなの自分への甘えだって思ったから。


「行くよ。」


そう答えるとママは嬉しそうに微笑んだ。