不・適合者
いつもふざけてる割には意外と心配してくれるんだね。


部活…行ってこようかな。


昨日はどこまで進んだんだろう。


気になった私は部室へ向かった。


「あ…ちょっとだけ進んでる。」


その進行状況を見た瞬間、私がいない方がみんなが作業を進めやすいんじゃないかって。


私がいない方がスムーズな話し合いができるんじゃないかって。


そんな考えばかりが頭の中をぐるぐると回っていた。

< 21 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop