不・適合者
―――キーンコーンカーンコーン
予鈴が鳴ったから作業をいったん中止させて教室へ戻る。
教室に入って席に着くとほっと一息ついた。
家に…帰りたいな。
1時間目も始まらないこの時からその思いでいっぱいになった。
授業が始まると、私は無意識に親指の皮をめくってしまう。
唇も。
痛いんだ。痛いんだけどやめられないんだ。
なんでやめられないのかはわからない。
親指は皮のめくり過ぎで腫れあがってて、爪になるはずだった細胞が壊されて親指の爪の表面はでこぼこだ。
唇も毎日リップクリームを塗っているけどそんなものの効果は到底ない。
カサカサだ。
予鈴が鳴ったから作業をいったん中止させて教室へ戻る。
教室に入って席に着くとほっと一息ついた。
家に…帰りたいな。
1時間目も始まらないこの時からその思いでいっぱいになった。
授業が始まると、私は無意識に親指の皮をめくってしまう。
唇も。
痛いんだ。痛いんだけどやめられないんだ。
なんでやめられないのかはわからない。
親指は皮のめくり過ぎで腫れあがってて、爪になるはずだった細胞が壊されて親指の爪の表面はでこぼこだ。
唇も毎日リップクリームを塗っているけどそんなものの効果は到底ない。
カサカサだ。