不・適合者
学校が終わって家に帰るときもただただしんどかった。


電車に乗っただけでため息が出た。


「ただいま。」


「愛結!今日はよく頑張ったね。」


そう言って抱きしめてくれるママのぬくもりを感じていた。


お腹…空いてないな。


「ママ、夜ご飯いらない。」


そう言うとママはびっくりした様子だった。


「ご飯食べないと元気出ないわよ?」


そう言うママに背を向け2階の自分の部屋に上がった。


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