不・適合者
ああ…また学校だ。しんどい。行きたくない。誰とも顔を合わせたくない。


「愛結ー。起きなさい!」


ママが起こしに来た。またいつもと変わらない1日が始まる。


「おはよう。」


この一言から私の闘いは始まるんだ。


私は中学の頃から人に顔を見られるのが苦手だ。



今ではだいぶマシになったけど、中学の頃は卒業式にまでマスクをつけていったものだ。


人と顔を合わせるのが苦手な私はいつも人が乗っていないような朝早くの電車に乗って学校へ向かう。



今日は部活での作業を進めなくてはいけない。



私が代表を務めるチームで話し合いをするんだ。




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