【完】俺が幸せにしてやるよ
そして、みんなは当然のように車(?)に乗りこんでいく。
ん?待てよ。これどこかで見たことある⋯⋯。
んー。あ!テレビだ!!
なんだっけ⋯⋯。んー。リ、リ、リ⋯⋯。うーん。
「なにしてんの?」
「あ、悠斗くん!ごめんね!乗ります!」
気づいたら私だけ乗ってなかったみたい。
周りにお手伝いさんしかいなかった。
「陽葵様、楽しんできてくださいね」
私に敬語で言うのは希子さん。
二人でいる時はタメだけど、今はほかのお手伝いさんもいるからね。
「はい!ありがとうございます!」
にっこり笑って車に乗り込む。