【完】俺が幸せにしてやるよ
海
海だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
初だよ初!
沖縄の海って本当にきれい。
青!!って感じ。水の上にキラキラ光が光ってる。
「陽葵着替えに行くわよ」
美織ちゃんに声をかけられてちょっと落ち込む。
「うっ。はーい⋯⋯」
着替えるのが唯一の不安だったんだよね。
似合わないもん!!
でも、水着はこれしかないわけで⋯⋯これに着替えてすぐにパーカーを羽織った。
用意しててよかった。
「ちょっと。何パーカー羽織ってんのよ。馬鹿なの?」
もうこんな暴言にも慣れました。慣れって怖い。
「⋯⋯よし!行こう!」
「無視したわね」
い、いや~。な、何のことかな??
あはは
「あ、陽葵ちゃーん、美織ー!」
「あ、奈美さん!」
奈美さんのところに駆け寄る。
「場所取りありがとうごさいます!」
「陽葵ちゃん、そんなに堅くなくてもいいのに~」
いや、出会ってまだ三日もたってないですよ。
「それより、陽葵ちゃんなんでパーカー脱がないの?」
そこ聞かないで~。
「いえ、特に⋯⋯」
「じゃ、脱ごう!」
「え、いやです!」