【完】俺が幸せにしてやるよ
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「美織ちゃん⋯⋯」
家に帰ってきたとたん悠斗くんにありがとうとお礼を言って美織ちゃんの部屋に行った。
「あら、陽葵。悠斗と二人っきりは楽しかったかしら」
うわー。これ完全にいい気分じゃないでしょ⋯⋯。美織ちゃん。
すごい根に持ってるよ⋯⋯。
だって、凄かったもんなぁ。2人で残りたいって言った時。
今思うとよく残りたいって言えたな、私。
「あ、あの⋯⋯」
「なによ、早く言いなさい」
もじもじしていてなかなか言い出さない私にイライラしながら命令してくる美織ちゃん。
「悠斗くんのこと私好きになった」
言ったよ言ったよ言ったよ!!
どうしよう。ただでさえ美織ちゃん機嫌悪いのに。
てかなんで私はこのタイミングで言ったんだろう。