【完】俺が幸せにしてやるよ
夏休みも終わりに近づいてきたある日───────
コンコン
「陽葵?」
自室で勉強していると悠斗くんから呼ばれた。
「どうしたの?」
「ちょっと下降りてきて」
「わかった!」
なんだろう⋯⋯?
下に降りてみると、超絶顔の整った人達が揃っていた。
えぇっと⋯⋯。
「前紹介するって言ってただろ?幼なじみ」
あ!!えっと、名島兄弟さん!!
そうだったね!
そういえば⋯⋯大事に思ってるって言ってた。
幼なじみとしてとも言ってたけど⋯⋯。
どうなんだろう?
「わー!この子が陽葵ちゃん?よろしく!春輝くんが陽葵ちゃんのこと話しててなんか悠斗と幼なじみの設定なんでしょ?だから、私も合わせて幼なじみって言ってたから勝手に親近感湧いちゃってるんだよねー」