【完】俺が幸せにしてやるよ
「陽葵」
「あ、悠斗くん!ちょっと待ってて」
バタンとロッカーを閉めて明里ちゃんと方に行く。
「明里ちゃん、悠斗くんには言わないでね」
「はーい」
え、なんかニヤニヤしてるんだけど。なんで?
私がこんなに悩んでるときに!明里ちゃんも怒ってたのに。
でも冗談のような笑いだから気にしなくていいのかな⋯⋯。
どうしたんだろう。急に。さっきまで私以上に怒ってたよ?
「じゃ、バイバイ」
そういって悠斗くんと学校を出た。
「兄貴、陽葵」
「あ、陸斗くん。お疲れ」
「てか、ずっと言ってなかったんだけど、兄貴たち噂になってんぞ」