【完】俺が幸せにしてやるよ



真ん中で爽やかな笑顔浮かべてるの誰⋯⋯。ニコニコしてないで早くこの状況どうにかしてよ、耳が痛いよ〜!



って⋯⋯



陸斗くんじゃん!!




え、ちょっと待って。すっごいニコニコしてるんだけど!




家とは大違い⋯⋯。一瞬わかんなかったよ。





「陸斗くんかっこいい⋯⋯」

「年上タイプだけど陸斗くんなら年下も全然あり⋯⋯」

「悠斗先輩もいいけど陸斗くんもいいよね。王子さまって感じ!」

「わかる~!その二人に囲まれてる私たちの学年って最高よね!?」






わお。すごい人気。中等部から入ってるからか陸斗くんは私のクラスでももうもちきり。



まぁ、男子達は面白くなさそうにこっちを見てるけど。




「前はお兄ちゃんもだったけど三条兄弟が二人揃うとかなわないよね~」


明里が目をキラキラさせて言う。


「春輝さんもかっこいいと思うけど」




顔整ってるし。



入学式の時、かっこいいって思ったもん。


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