【完】俺が幸せにしてやるよ
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次の日
「あの⋯⋯」
突然とんでもない美少女ちゃんから声をかけられた。
見たこと、ある。
「あ、えーと、香織ちゃん!」
危ない。忘れるところだった。
私が香織ちゃんの名前を知っていたことに少しびっくりした顔をしたけど、またいつもの顔に戻った。
「どうしたの?」
誰かに用事かな?
「陽葵先輩なんですけど⋯⋯」
「え、私!?」
何も共通点ないよ!?
まさかの私ご指名だとは思わなくてびっくりする。
「ここだとお話しできない内容なんです」
ここだとお話できない内容?
なんだろう。
「じゃあ、私がよく行ってるお店があるからそこに行く?」
「個室とかありますか?」
「あるよ!」
「じゃあ、放課後またきます」
そう言って帰って行った。
そんなに深刻なことなのかな⋯⋯。
個室で話したいってことだよね。
でも今考えても正解なんて分からないし、放課後わかることなんだから。
今は学校に集中だ。