【完】俺が幸せにしてやるよ



そう思ってると急に腕をひかれて気づいたら悠斗くんの胸の中にいた。





「俺はその気持ちのままでいいと思う。陽葵がそう思うことも俺にはちゃんと分かるから」





「悠斗くん⋯⋯」





やばい。涙が出てきた。





「だから、まずはちゃんと向き合ってみろ。妹だけじゃなくて両親とも」





「⋯⋯わかった」





なんでだろう。





悠斗くんに話すと心がスッキリする。





「悠斗くん、いつもありがとう」





「なに急に。俺の方こそ言いたいぐらいだからな?」





「え!私とかなんにもやってないよ!」





「陽葵がいることだけで幸せだしな」





!!





「顔真っ赤」



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