【完】俺が幸せにしてやるよ
そう言って笑顔を向けるとビックリしてる悠斗くん。
「どうしたの?」
「いや、陸斗のこと驚くと思ってたから。ああいう笑顔誰も気づかないし」
そういうことか。
「多分ね、私の環境的に表情の観察得意になっちゃったんだ。だから、作り笑いなことくらい分かるよ?」
そう言うとなんか納得した様子の悠斗くん。
「そうか。ごめんな。じゃあ何かあったら言って。隣にいるから」
「うん!わかった!ありがとう」
「⋯⋯っああ」
そういってささーと帰って行った。どうしたんだろう⋯⋯?
逃げるように帰っていったけど⋯⋯。速さがすごかった。