【完】俺が幸せにしてやるよ


そういう男の子の表情は堅くて、無表情だった。





「送る」



え⋯⋯。急に⋯⋯?




「だ、大丈夫です!!道分かるので!」


ここまで、自分で来たし。



「お前に拒否権とかないから」




えーっと⋯⋯。



「俺様?」



「は?」



あ、やばい。思ってることがそのまま口に出ちゃった。



怒ってるかな⋯⋯?




「プッ⋯⋯!あはははははははっ⋯⋯!」




えっと⋯⋯




急に笑い出したんですが、どうすればいいんでしょう。



とりあえず、怒ってはないみたい⋯⋯?




「あ、あの⋯⋯」





「⋯⋯ははっ。ん?」



ま、まだ笑ってる。



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