【完】俺が幸せにしてやるよ



えええええ、嘘でしょ⋯⋯。


ってことは、あの高校じゃないんだ⋯⋯。




まあ、あの高校は一番近くて安かったからっていう理由なんだけど。





ずっと施設にいるつもりだったし⋯⋯。





この制服ってどこだろう⋯⋯。見たことはあるんだよねー。





にしても制服が可愛すぎる!




え、なにこの可愛さ。





まずピンクと白を基調としてる時点で私が行こうとしてた高校と全然違うことがわかる。




やっぱり、かっこよさもいいけど可愛さもいい!



一応着てみたけど、これで合ってるのか⋯⋯?




私に合ってる気がしない。



まぁ、まずは下に降りることだね!




「千春さん!」



階段を降りるとすぐに千春さんを見つけて声をかける。



「あ、陽葵ちゃん!おはよー!」



テンション高い⋯⋯。



「おはようございます!あの⋯⋯」





これどう切り出せばいいんだろう⋯⋯。




言う言葉を考えてなかった。


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