【完】俺が幸せにしてやるよ




急に声が聞こえてきてその方向を見ると悠斗くんが微笑んで立っていた。





「あ、悠斗くん!今から行くからちょっと待ってね!」





そういうと明里ちゃんに向きかえって、





「あ、あの悠斗くんが私の知ってる人」





そう教えても全く反応しない明里ちゃん。





「明里ちゃん?」





「⋯⋯はっ!ごめんね。でも流石に三条先輩はわかるよ!有名なんだから」





あ、そうか。





今日の朝も大変だったもんなー。



やっぱり中等部でも噂だったんだな。すごい。



「三条先輩とどういう関係なの?」





あー。やっぱり聞かれるよね⋯⋯。



しかも、みんなも気になるのか教室にいるクラスメイトからも視線を集める始末。


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