【完】俺が幸せにしてやるよ
「幼馴染だよ」
悠斗くんに相談しといてよかった。
すらっと言った私の言葉にみんな信じたようだった。
「じゃあ帰るね。ばいばい!」
「あ、、うん!また明日」
これ以上いると質問攻めされそうだったから速足で悠斗くんのところに行く。
「待たせてごめんね⋯⋯」
そういうと私の髪をぐしゃっと撫でて
「全然大丈夫だ。気にすんな」
と言ってくれた。
それは私にいたはずなのになぜか周りの女の子たちが叫んでて悠斗くんは
「うるせぇ」
と冷静に言って、私の手を引いてどんどん先に歩いていく。
それまでの間みんな無言。