【完】俺が幸せにしてやるよ
ってことはそのくらい、明里ちゃんと悠斗くんは仲がいいんだね⋯⋯。
まあ、そうか。春輝さんがつないでるようなものだしね。
やっぱり私には悠斗くんの知らないことが多すぎる。
もっと、悠斗くんのこと知りたい。
って、なんか恋する乙女みたいなセリフじゃない!?
いやいやいや。悠斗くんに恋するとか危険すぎる。
ライバルいっぱいいるし、私なんか不釣り合いだし、出会ってそこまでたってない。
だから。そんなことはない。
「ごめんね、陽葵ちゃん。急にこんな感じになっちゃって」
それは急に声を低くしたことに対してかな⋯⋯?
「全然大丈夫!むしろ明里ちゃんの新たな一面を見れてうれしいよ!」
そういってにっこりほほ笑む。