猫系男子の寝言

美南とは小学校、中学校も同じでいつも一緒にいた。


優しくホワホワしている美南の隣にいると、癒される毎日だ。



「ううん、何でもない!お昼食べよっか」



志望校も偶然同じで、まさか同じクラスになるとは思ってなかったから、お互いに泣いて喜んだ。


本当に恵まれたな、私。


美南の席に移動し、自分のお弁当を開ける。


パカッと蓋をとったと同時に、廊下から悲鳴が聞こえた。



「きゃぁぁぁぁあああああ!!!!」



女性の甲高い悲鳴にビックリし、お弁当を落としそうになる。


美南と目を合わせ、席を立ち廊下に行くと、1つ上の女の先輩がいた。
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