猫系男子の寝言

ごく普通の小学校、中学校生活を送ってきた。


だが、甘酸っぱい恋愛など微塵もしたことがない。


だからその分、恋愛漫画を読んで紙の中の彼に恋をした。


憧れを抱き、こんな恋愛がしたいとも思った。


その夢は



叶った。



王子様は、本当にいたのだ。



「その王子様が俺ってわけか」



「あの、違います。それと私の脳内に勝手に侵入しないで頂けませんかね」



「照れんなって」



「腕へし折りますよ」



もちろん、こんな変態教師なわけがない。
< 7 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop