猫系男子の寝言
ごく普通の小学校、中学校生活を送ってきた。
だが、甘酸っぱい恋愛など微塵もしたことがない。
だからその分、恋愛漫画を読んで紙の中の彼に恋をした。
憧れを抱き、こんな恋愛がしたいとも思った。
その夢は
叶った。
王子様は、本当にいたのだ。
「その王子様が俺ってわけか」
「あの、違います。それと私の脳内に勝手に侵入しないで頂けませんかね」
「照れんなって」
「腕へし折りますよ」
もちろん、こんな変態教師なわけがない。