猫系男子の寝言



その王子様……あ、すいません。


少し訂正させてください。


その『猫』とは、入学式当日に出会った。


まず私のクラスは1年5組。


クラスを確認して、すぐに教室に向かった。


教室にはチラホラと生徒が席に座っていて


黒板を見ると、自分の出席番号と出席番号順に並べられた席の表が貼ってあった。


私の名前は一番後ろの席を指していて、隣の席の名前を見ればそれは男だった。



『猫田 圭一』



苗字に猫という漢字が入っている珍しさから、すぐに名前を覚えることが出来た。
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