Midnight secret
次の日…
私は文句を言いながら、会社の階段を降りていた。
「いててて…加減してよ…」
あの後、朝まで愛された私は寝不足で、腰が痛い。
思い出すと、恥ずかしくて死にそうだ。
ふわふわしている足取りで階段を踏み外さないように、2階まで降りる。
服は社長が買ってくれたから、昨日とは違うのを着ている。
階段からフロアに続くドアを開けて、私の仕事デスクがある部屋に行く。
「おはようございます。」
早い時間だから、誰も居ないと思ったのに、1人居た。
「おはよう。今日早いね…」
アハハと苦笑いをしながら、デスクに座る。
正直、この人苦手なんだよね…
そのまま、仕事の準備をしていると、いつの間にか、後ろにさっきの、挨拶した人が立っていた。
「ねぇ…」
肩を叩かれて、びくっとする。
「は、はい…」
「ちょっと、話があるんだけど、来てくれる?」
「わ、分かりました。」
なんだろう…。
わたし、なにかしたかな…?