Midnight secret
そのまま、狭い資料室につれていかれた。
私が先に入り、後から付いて入ってきた。
ガチャとドアがしまり、私は彼を振り向く。
「こんなところで、何のようですか?」
わたしは、震えているのがバレないように冷静を保ちながら聞く。
密室に2人きりも、優磨とだったらいいけど、ほかの人は、無理だ。
「俺さ、ずっと花凛の事が好きなんだ。俺と付き合うよね?」
今まで「根岸さん」と呼んでいたのに、いきなり花凛と呼ばれた。
「えっと…ごめんなさい…好きな人がいるので…」
私がそう答えた途端、目の前の彼の顔が変わった。
「はぁ?思わせぶりな態度取っておいて、何なの?
そっちがいつも上目遣いで話してきたり、わざと触ってきたりしたんだろ!?」
上目遣いは、身長が低いから仕方ないと思う…
触ってきたりって言うのは、人が多くてぶつかっただけだと思うんだけど…
「ふざけんなよ…!どうせ遊んでるんだろ?1回くらいヤらせろよ!」
そう言って、乱暴に私を押し倒した。
「きゃっ…!」
もう、隠すことは出来ずに、ぶるぶる震える。
優磨…
「たすけて…」
私がそう言ったとき、扉が開いた。