Midnight secret



「花凛…?大丈夫…?」



「優磨ぁ…」


優磨がきてくれたことに、私はホッとする。



「君…、橘くんだよね?
花凛にこんなことして、ただで済むと思ってる?

今すぐこの会社から出ていって?
花凛に2度と近づくな!」



「ぁ…ぇ…」


優磨が社長だってことは、知っているはず。


社長にそう言われた目の前の彼は顔を真っ青にしていた。



「いつまで、花凛に乗ってるつもり?」


まるで、これ以上は許さないという様な雰囲気に、彼は転がるように出ていった。



「花凛…。守れなくて、ごめんね…?」


優磨がそっと私を抱きしめてくれる。


「…っ!優磨は守ってくれたよ…」


たしかに、ブラウスを破かれて、胸と足は触られた。

だけど、未遂だ。


「私こそ…せっかく優磨に貰った服…ダメにしちゃった…」



「服なんか、いくらでもあげる…
それより何された?」


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