Midnight secret


コンコン…


「失礼します。」


そう言って入ると、後ろを向いていた彼がくるっと振り返った。



「やっと来たか…」


そう言って、微笑む彼はこの会社の社長…

咲坂 優磨(さきさか ゆうま)


「毎回、階段登るの大変なんだよ?」


「じゃあ、会うの止めるか?」


優磨は意地悪そうに、にやっと笑う。


だめ!

そんなの耐えられない…!


「止めない…!」


「ふっ…

こっち来いよ…」



実は、私と優磨は付き合っている。

この会社に入って3年目…
1年前に猛アタックされて、誰にも言わないことを条件に付き合っている。


そして、仕事終わりにここに来ることも…

ここに来るのは、仕事という名のラブラブ時間だ。

最初は全然興味が無かったけど、今私は、彼に夢中だ。

< 2 / 22 >

この作品をシェア

pagetop