Midnight secret
とりあえず、呼ばれたので、彼が座っている椅子に近づく。
グイッ
「きゃっ…!」
座っている彼に抱き寄せられて、彼の上に座る形になった。
「ちょっと!」
「いい加減慣れろ…」
文句を言おうとしたら、遮られた。
たしかに、いつもこうなるけどさ…
恥ずかしいんだもん…
真っ赤な顔を隠せずに、睨むようにじっと優磨を見る。
「なにその顔…誘ってんの…?」
優磨はそう言って、私にキスを落とす。
「…っ!?!?」
「ん…ふぁ…ぁ…」
甘いキスに思わず声が漏れる。
息が出来なくて、トントンと優磨の胸を叩くと、そっと唇を離した。