千年前の君を想ふ
タイムスリップ!?
「……!!」
目が覚めた。
「……ここ、どこ?」
目の前に神社らしきものがあるけど、周りは森。
この境内は高台になっているようで、周りの木々の狭間からぼんやりと明かりが見えた。
気になって見てみると、
碁盤の目のようにきっちりと屋敷が並んでいる、大きな都があった。
怖いくらいに綺麗な満月に照らされて、だんだん不安が募ってくる。
(ど、どうしよう……!!ここどこ!?)
(この感じは…平安京?まさか、タイムスリップ!?)
頭の中でグルグルと考えて、もう訳が分からなくなってきた…