千年前の君を想ふ


(ど、どうしよう…逃げて来ちゃった…!!)



只今、渡殿(わたどの)ダッシュ中。






なんで逃げているのか、何処に向かっているのか、何も分からないが、とにかく走る。




「か、輝夜様!?」


「ふく!!」




今日の仕事を終わらせたのか、寝るための身軽な格好をしていた。





ふくに、先程あった事をおおまかに説明すると、とりあえず自室に戻ろうということで、案内してもらった。(必死に逃げ過ぎた)

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