千年前の君を想ふ


「はぁーーーーーー」


敦政のこんなに深いため息は初めて聞いた。



「あの……まだ完全には状況を把握出来てないのだけど…」



「……把握した所で、幻滅するだけだと思うがな。」





そう言って、敦政は菖蒲とのやり取りを話し始めた。

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