貴方が、心の底から好きでした。
私が下した決断は
2人の幸せを、2人の未来を邪魔しないこと
あの日の後、幾度となく来た雪さんとちゃんと接して気づいた
雪さんはいい人間
ハルに似た優しい手
ハルとは違う優しい香り
心地のいい声
決して嫌いになれない、温もり
さすが、ハル
私がこの人ならって思える人をちゃんと選んでた
そんなんじゃもう
諦めるしかないじゃんか
「じゃ、そろそろ。
またね、母さん。リン。」
いつもとは違ういってきます
もうその背中を見送ることはないのかな
『ハル…。』
溢れそうになる想いを押さえつけて
最後のお見送り
振り向いた貴方に送る
私の最高の愛の告白
『ハル、いってらっしゃいっ!!!』