鬼課長と鈍感女子の攻防戦(番外編追加)
もう少し落ち着いてから結婚式の準備に取りかかっても良かったけど、早く結婚したいらしい孝太郎さんは、仕事の都合をつけて約半年後の6月に挙式と披露宴をすることに決めた。
ちょうど6月の中旬の週末に空きがあったので、その日が私たちの結婚する日にちに決まった。
ブライダルプランナーさんが今後の簡単な流れを説明してくれて、打ち合わせの回数が想像以上に多くて驚いた。
孝太郎さんが打ち合わせに行けない日は園子が付き添ってくれることになっている。
妊娠中の園子はちょうど6月に臨月に入るので、結婚式には出席出来ない。
せめて準備は手伝いたいと言ってくれて、打ち合わせに付き添ってくれるらしい。
私ひとりだと不安だったので、園子が一緒なのは心強い。
打ち合わせ真っ只中のテーブルの上にはたくさんのカタログが山積みされていて、これから決めなければいけないことがたくさんあるらしく、ただただ驚きの連続だった。