鬼課長と鈍感女子の攻防戦(番外編追加)


「う、ん…」

なんだか温かい。

包まれてる感じ?

「んん?」

ゆっくり瞼を開く。

あれ?

いつの間に寝たんだろう?

何度か瞬きをして、徐々に目が覚めて頭が覚醒していく。

そういえば、お泊まりして…。

お泊まり!?

瞬時にここが孝太郎さんの住むマンションだということを思い出した。

確か、孝太郎さんがお風呂に入っていて、私はソファーに座って待っていて…。

それからの記憶がない。

でも、私が今いるのはソファーではなさそう。

背後からしっかりと抱きしめられている。

「おはよう」

会社で聞き覚えのある声。

ゆっくり振り返ると、至近距離に朝からイケメン度120%の鬼課長…じゃなくて、孝太郎さん!?

「お、おはようございます!」

あれ?

もしかして、いやいや、もしかしなくても、ここは寝室!?

「あの、私、どうして…」

寝起きでパニック状態。






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