桜樺 -ouka-
『う、うん!!本当だよ、沖田さん』
「良かったあ」
なんで良かったなの?
まぁいいか。
「そいつ、長州の奴とかじゃねぇよな?」
「歳、鈴木さんの昔からの友なんだ。そんなはずないだろう。なぁ、鈴木さん」
『あっ、はい!彼はそんなんじゃないです。刀も扱えないですし…』
疑うのも無理はない。だってそれが、土方さんの仕事だから。
「疑ってすまん…」
『いえ、土方さんが疑わないで誰が疑うって言うんですか』
「……」