桜樺 -ouka-



「なにそれ…ふっふはっ」





『もー、わらわないでよ!』





「ごっごめっ面白すぎてっククッ」





隣でケラケラと笑っている沖田さんを見ていると、自分まで笑えてくる。





彼を見ていると胸が苦しい。





ギュウッと締め付けられるような…これは、恋…なのかな。





『沖田さんは好きな人いるの?』





ガタンッ





まるでマンガかアニメのように驚いて柱に足をぶつけた。


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