桜樺 -ouka-
『これは単に考察なんだけど……白の桜華ではなく、黒の桜華を必要としている人がいる』
「つまり?」
『今までの桜華達は何者かの手によって黒へと染められてしまった…と考えたらどうかしら』
「あ〜……それもあるかもな。でも桜華って1000年に1人しかいねぇんだろ?そんなのが存在するなんて誰も思わねぇんじゃねーの?」
『んー……でもほかに何があるっていうの?』
「ない」
『だよね』
「うん」
それからも考えてみたけど新しい考えが出ることは無かった。