桜樺 -ouka-
ーーーーーーーー瞳
『!!!』
ーーーーーーーーさっき、あなたが狂った時、なぜ黒の桜華にならなかったかわかる?
そういえば…。
ーーーーーーーーそれは、あなたがもう白の桜華だからよ。
『え……私…が??』
驚いたけど、すぐに怒りが湧いてきた。
『……………そんなの……そんなの、総司がいなくなったんじゃもう意味がない!!!』
ーーーーーーーー白の桜華、何が出来るかわかってる?
『そんなの知らない、もうどうでもいい!!』
ーーーーーーーー彼を助けられるとしても?
『どういうこと?総司を…助けられるの?』
ーーーーーーーー勿論。可能よ。でも、あなたは現代に戻らなくてはいけない。
『え………』
ーーーーーーーー代償よ。それが嫌なら諦めなさい。
『そんなの、答えは決まってる』
ーーーーーーーーそう……。次の桜が散る時、あなたは帰ることになるわ。
『十分よ…。ありがとう』