桜樺 -ouka-



────放課後





私は体育館の扉から中の様子を見ていた。






「あっ、瞳!!!」





私に気づいた祐が私に近づいてくる。






『試合、頑張ってね』






「お、おう!!//////」






祐、顔赤い。そういえば体育館、夏のせいか熱気で蒸してる。






『ん』






さっき購買で買ってきたポカリを祐の頬に当てた。






「冷たっ!!お、くれんの?」






『要らないなら貰う』






「飲む!飲む飲む!!」






『早く行きなさいよ』






「さんきゅーな!」

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