桜樺 -ouka-
これがこの時代の和食…?
いやいや。
明日から…早くて昼からには私に作らせてもらえないかな…。
そんな事言って、私も美味しい物が作れるわけでもないんだけど。
これよりはましに作れるかな。
『この食事は誰が作ってるの?』
「えーとね、確か今日は平助と左之、新八だよ」
ふーん、当番制ね。
「「「呼んだ?!」」」
息ぴったり。三つ子…ではないね。
「呼んでない。あ、この三馬鹿が作ったんだよ」
と、沖田さんが突っ込む。
「三馬鹿言うな!瞳ちゃん、俺永倉新八!ぱっつぁん呼んでくれて構わねーぜ」
ニッと大柄で身長の高い永倉さん。
「俺藤堂平助!よろしくねー!」
この人が“平助”か。小さいな。
「俺は原田左之助だ!!よろしくなー!」
大人っぽいな…。
『よろしくお願いします』