桜樺 -ouka-
運び出そうとすると、藤堂さんが御膳を3つ持って言った。
「俺らも手伝うよ!」
『ありがとうございます』
あ、と藤堂さん。
「敬語でいいよ!歳もあんま変わらないでしょ?あと平助って呼び捨てでいいからね!」
『じゃあ……平助?』
「うん?」
『ありがとう』
「おう!」
「平助いちゃつくなって!」
「べ、別にそんなんじゃねーし!!」
平助は慌てて否定した。
「顔赤いぞー?」
「っるせ!!」