桜樺 -ouka-



『逃げるなんて。なにかやましいことでも考えてるのかしら』





「お前、何者だ!!」





『さぁ?答える義理はない』





「早く離さねぇとたっ斬るぞ!!」





『だったら私も斬る』





「このクソアマぁぁあああ!!!」




男は刀を抜くと、私に襲いかかってきた。





ヒュッ





バシンッ





刀を持つ手を蹴り飛ばし、怯んだ所を腹パン食らわせた。





「ぐえっ!!!」


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