美魔女オネェに拾われたなら

お仕事開始！職場はいろいろと濃ゆいです。

翌朝６時にセットした目覚ましと共に起床して、髪をブラシで梳かして昨日買ってもらった中では少しキレイめの紺のカシュクール？て言ってたワンピースに中に白のカットソーを合わせて着た。


あっちゃんから明日はこれよ！と言われたコーディネートだからだ。


そうして着替えて洗面台で顔を洗い台所に行くと、なんと既にあっちゃんが居た。


「あっちゃん、おはよう！ごめんね朝ご飯準備しようと思ったのに出遅れたね。」


そう慌て声をかけると、


「おはよう、夏美。うん、その服似合ってるわよ。ご飯が終わったらヘアセットとメイクしてあげるからね。ご飯の準備は私が居る時は良いのよ！私は料理も趣味のうちで楽しんでるんだから、ね？」


そう微笑見ながら私の頭を優しく撫でてくれるあっちゃん。
優しい…、そして心地良い…。
そうしてホワッと温かさにぬくぬくしてると、撫でてた手が器用に動いてパチンと音がした。

気づけば髪は片側で緩く編まれたあとバレッタで止められていた。


「ご飯食べやすいようにね！」


パチっとウィンクして言われて、またもや女子力高いあっちゃんに面倒見てもらってしまった。


「ありがとう、あっちゃん」


そう言うと今度は髪型を変えたからかポンポンと頭をされて何だかこそばゆくなった。

「お皿とか準備するね！」


そう声をかけると、


「お願い！今朝は和食よ！」


見るとお味噌汁、玉子焼き、ほうれん草のお浸し、焼き鮭にきんぴらごぼうだ。
しっかりした、日本の朝ご飯の登場に目がキラキラしてしまう。


クスッと笑ってあっちゃんは、


「ご飯よそって、お味噌汁とお魚載せてダイニングで食べましょ？」

そうして、朝から贅沢な食事が始まった。