ナンパ霊
しばらくの間、ぼうぜんとしたあと、おれはその場にがっくしとひざをついた。


「おれの守護霊・・・・・・オカマかよ」




そのとき、耳たぶに、生暖かい息がかけられるのを感じた。


部屋の電灯がひとりでに消え、真っ暗になった。


数分後、おれの悲鳴が部屋に響きわたった。



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