【完】愛して... 続


え、


驚いた顔をしている私にお母さんはニコリ、とひとつ笑うと、


「当たり前じゃない。絶対にあり得ないわ。それでね、その痕消したいかしら?」


消したいか、そう聞かれる。


消したいに決まってる。こんな痕残したくない。これがある限り私は満様のモノだと嫌でも思う。


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