【完】愛して... 続


そっと、背中に手を回し、もう片方の手で頭を撫でるあお。


「あぁ。...それと彫るのは奏の親父さんだ。」



なんと、奏のお父さんか。


「彫るのはいつでもいい。」


いつでも、か。



『もう彫りたい。』


こんな痕とはおさらばしたい。


「ククッ、そうか。なら明日行くか。」


こうやって私の上書きする絵が決まった。
あおと同じ事を考えてたなんて凄すぎる。




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