【完】愛して... 続


決まりだな。

「尊が連れ去られた。榊組だ。」

俺は親父に電話をかける。

ふと、見ると翠も電話をかけていた。多分椿さんにだろう。



プルプルプル.....カチャ

「なんだ。」

「親父、尊が拐われた。」

「何!?...榊組か?」

「あぁ。そうだ。動くぞ。」

「わかった。しかし夜まで待て。」

「チッ...わかった。」


ガチャ.....プープープー


機械的な音が耳に響く。

ひとつため息をつき皆を見る。

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