【完】愛して... 続


「今夜、榊組に乗り込む。」

俺が静かにそうこぼす。

「夜まで待つの!?そんな.....」

「仕方ない。親父の命だ。」

親父が夜まで待て、と言うのも何かあるはずだ。
すると、

ピリピリピリピリピリピリ

誰かの携帯が鳴る。

「はい、翠です。」

翠の携帯のようだ。


「はい、えぇ!?.....はい。ありがとうございます。」

電話を切りこちらに深刻な表情を向ける翠。

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