【完】愛して... 続
ガッッ

ゴッッ

ドサッッ


「雑魚だな。」

ものの数秒で不良達を倒してしまった...

そのお陰で顔がよく見える。

綺麗な顔立ちだな。
黒髪に目が赤い。

私はポカンとした表情で彼を見る。

「お嬢さん、一人で、ましてやこんな夜に出歩いちゃいけないよ?」

『!...ご、ごめんさない。』

「うん。碧達にも秘密で出歩いてるんでしょ?」

え、あお達の事知ってるの?
この人は誰なんだろ...

『え、えっと、あお達には、秘密にしてください!!』

勢いよく頭を下げる。
だってばれたら物凄く怒られる!

この前だって玄関に立っただけなのに依とかにめっちゃ怒られたもん.....

そんなの絶対いや!



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