【完】愛して... 続


「なんだ?言え。」

「えぇ。組長のパソコン、あと組員だけ見られるようになっているパソコンにも保存されていたようで.....榊組の奴等全員が尊のコウイを見た履歴があるそうです。」


全員、か。

俺は自分の携帯を取り出し、親父にかける。

ワンコールで出た親父。

「なんだ。」

「あぁ。榊組の奴等一人たりとも外へは出すな。」

「それは当たり前だが...どうした?」

「尊の盗撮したコウイを榊組の奴等全員が見たそうだ。」

「何?そういうことか。それは許せねぇな。」

「あぁ。全員の目玉くり貫いてやる。」

「クックッ、それくらいにしとけよ?」

「分かってるさ。」

「それと、ちゃんと尊ちゃんを俺に会わせろよ?百合も会いたがってる。」

「チッ...」

「ハッハッハ、まぁお疲れさん。ゆっくり休めよ。」

「あぁ。親父もな。」

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