【完】愛して... 続
みぃを見る。
すると、みぃの両目から静かに流れ落ちる大粒の涙。
この時間になるとみぃは泣きはじめる。
これを初めて見た僕らはほんとにびっくりした。
柚流が言うには、これはストレスからくる涙だそうだ。
それに打ち勝てない限り、起きることはない、と言っていた。
僕は泣いてるみぃの涙を拭いてやる。
「みぃ...早く起きて、いつもの笑顔を見せてよ。皆、みぃを待ってるよ?...っっ!なんでっ!なんで起きないのっ!!」
弱っているのか、限界なのか、珍しく弱音を吐く僕。
「兄ちゃん...」
夜も滅多に呼ばない敬称で僕を呼ぶ。